
名刺やショップカードといった、ちょっとした紙素材の角を丸くカットするための道具がある。
正式名称は不明だが「コーナーカッター」と云う呼び名が多いようだ。
この分野には、大した需要も無さそうなので、やはり豊富な商品数が存在しているとは云い難い様子だが、使ってみると案外楽しかったりするのもまた事実で、以前から小型のモノは所有・使用していた。
しかし、小型タイプは大抵、カットされる半径は5〜10mm位なので、もうちょっと小さなRにしたいと云う場合には、専門の加工業者に依頼するか、あるいは断念せざるを得なかった。
もうちょっと手軽に色々なサイズの角マルを制作できるツールはないものかと探した時に見つけたのが《Desktop Corner Cut & Round DIAMOND-1》と云う、ちょっと大きめサイズのコーナーカッター。大きいし、小型タイプの価格(数百円)に比べると高価だが、その分メリットもある。
まず、刃の取替えが出来るので、色々なサイズの角マルに対応できる他、マルではなく直線のカットも可能。また、同時にカットできる枚数も多い。小型タイプは多くても紙3枚程度だが、このDIAMOND-1では、紙を重ねて1cm位の厚さまでを一気にザクリとカットできる。大きなハンドルが付いていて、これを下げることでカットする訳だが、テコの原理を巧みに利用しているため力は殆ど必要無い。子供でも余裕で操作できる感じだ。
R刃の種類は、3.5mm/6mm/10mmの3タイプだが、もうちょっとバリエーションが増えてくれたら良いのにと思う。まぁ、重要を考えると今後のサイズ展開があるとは思えないが。

このDIAMOND-1には、難点もある。
大きいので、使わない時の保管に困ると云うのもひとつだが、操作上の問題として、左右に設けられた用紙ガイド部分の調整がとても難しい。この部分はネジ留めされており、ネジを緩めてガイドを内側外側に動かして調整するのだが、このガイドの位置に依って、セットした用紙と刃の当たり方が変化する。望みのカットをする為には、コンマmm単位の微調整が必要なのだが、そうした調整ができるような構造にはなっていない。
ネジを緩めて、用紙ガイドの位置をイイ感じに調整したところで、再びキツく締める際にズレてしまうような、そんな雑な設計の商品なので、何度も何度も挫折を繰り返しながらも、栄光の瞬間を夢見ながら、半ば運任せ神任せの調整作業を繰り返すことになる。まぁ、そんな部分も含めて、全体的にフワッとしたジャンルの商品なのだろうから、適当な感じで楽しむのが良いのかもしれない。
最近、名刺が切れたので、新しい名刺を作り直した。
今まで使用していたデザインは、白い紙に屋号とメールアドレスのみを銀箔押ししているものだったが、今回は箔型はそのまま流用して、台紙を竹尾のトレーシングボードと云うちょっと透けた感じの紙に変更。紙のサイズも微調整して出来上がってきた。
その名刺に最後の処理として、このDIAMOND-1で角マル3.5mmに仕上げる。
名刺にしろ、Webサイトにしろ、自分周りのデザインはかなり非実用的な感じになっている。「思いついたら、軽い気持ちでやってみる」そんな実験の場として定義してしまっているので、本来、名刺やWebサイトに求められるような機能を内包していない。クライアントが自分なので、変な角度からの視点で無責任に色々試せるのが愉快だ。
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