
Nike+と共に、ジムで走るのが好きなのだが、年明け頃から走れなくなっていた。
理由は、膝の痛み。
日常生活には支障無いのだが、走ると徐々に状態が悪くなり、4kmほど走ると神経を直接ペンチでつまむような、どうにも我慢の出来ない鈍く重い痛みが姿を現すようになった。そして数日、痛みが残る。予定では、年明け早々にNike+の累計は1,000kmに達するつもりだったのだが、未だ数キロ足りていない。
病院キライなので、原因は不明なままだが、まぁ身体の劣化と云うことにしている。
改めて、身の回りを見回して見ると、身体機能や動作の拡張を目的としてデザインされた様々な道具に囲まれていることがよく分かる。
眼鏡は視力を拡張するものだし、メモ帳は記憶力の拡張、靴は足裏の強度を拡張し、ハサミや包丁は、何かを手で千切る動作の拡張、グラスは、手で水をすくって飲む動作の拡張と云えるだろう。世界には凄い生物もいて、数千キロも離れた仲間と交信が出来るようなものもいる。「ヒト」にはそんな機能が無いから電話やメールを使う。
それらの多くはアナログな性質を持っている。
最近ではデジタル機器も多いが、やはりアナログな使い勝手とデジタルな使い勝手の間には、感覚としての溝があり、テクノロジーがどう進化しても、結局はアナログな存在である「ヒト」には、アナログな使い勝手の方がしっくりと馴染むのではないかと考えている。
デジタル機器でありながら、アナログな操作感を模倣したUIと云うのが多くあるのは、そういった「ヒト」の嗜好に依るものだろう。その道具が、身体に近ければ近い程、その要求は強くなりそうだ。
今、走る時には膝にサポーターを付けている。
冒頭の写真がそれだが、「写真を撮ってやろう」と云ったら、気取ってポージングを始めるお茶目なヤツ。
このサポーターもまた、身体の、膝内部の何かを文字通りサポートするものだが、さまぁ〜ず三村氏の「膝がグチャグチャのくだり」をニコニコして見ていた自分が、まさか膝サポーターを要するようになるとは皮肉なものだ。
幸い2ヶ月程の謹慎生活で、ようやくいつもの距離を走れるようになったが、まだ時々イヤ〜な感覚を膝におぼえることはある。今後、身体が若くなっていくことは恐らく無いし、Made in the Earthの「ヒト」に何年くらいの製品保証がついているのかは不明なので、身体の経年劣化には気をつけて対処していかなければならない。そして、身体機能をサポートしてくれる様々なモノを開発している方々に支えられていると云うことを改めて理解し、その研究と努力に敬意を表したい。
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