2010.04.25 Sunday
PIXARの鳥が好き
UP
PIXARのアニメーション映画《UP》のDVDが届いたので、休日にゆったりと観てみた。

相変わらず、PIXARアニメーションの素晴らしき特徴は健在。表現力抜群で、動きも表情も質感も緻密で、デフォルメされたアニメーションなのに、もの凄く感情移入できてしまう生っぽさを感じさせるキャラクター達。
本当に素晴らしい作品となっていた。

邦題は『カールじいさんの空飛ぶ家』となっているが、これはあまりにも安っぽく薄っぺらいタイトルでちょっとヒドイと思う。原題の『UP』にある解釈や意味付けの深みが全て取り払われてしまっていて、制作者達の意図していることとは、きっとズレているだろう。

邦題のヒドさに関しては、『RATATOUILLE』の時にも同じようなことを感じた。
『レミーのおいしいレストラン』は、ナシだと思う。今後は変な細工をしないで、そのままにして欲しい。

『UP』に出てくる、チョコレート好きのケヴィンという鳥がとてもイイ味を出している。
ずっとどこかで見たような気がしていたのだが、PIXARのショート・アニメーション《For the Birds》に出てくる鳥に、似た雰囲気を持ったキャラクターだった。愛嬌たっぷりで、ちょっとトボけていて、憎めないキャラ。

そしてもう一羽、このDVDに収められているボーナスコンテンツにも鳥が出てくる。
ショート・アニメーション『PARTLY CLOUDY』は、よく知られた「コウノトリが赤ん坊を運んでくる」お話に着想を得たものだが、それをユーモアたっぷりに描きつつ、やはり最後にはジ〜〜ンとさせられた。こちらもイイ話。

どうやら、私はPIXARの鳥が好きなようだ。

今夏には、こちらもとても楽しみな作品だが『トイ・ストーリー3』の公開が控えている。
そしてその次は、是非、鳥が主人公の作品に挑戦してもらいたい。
comments
はじめまして。いつも楽しく拝見させていただいています。
邦題がヒドイとのことですが、子供に伝えるには簡単で良いのではないでしょうか?
子供達に対するやさしさが、この邦題にはあると思いましたので
コメントさせていただきました。
kimapake
2010.04.26 / 22:01
kimapakeさん、コメントありがとうございます。

>子供に伝えるには簡単で良いのではないでしょうか?

そうですね。子供向けの作品なら、良いのかも知れません。
ただ、PIXARの作品は、子供は子供の視点で楽しめるし、大人は大人の視点で楽しめる、とても奥の深い作品だと思うので、こういったタイトル設定は似合わないと感じています。

例えば「モンスターズ・インク」なんて、英語のできない子供には意味が分からないでしょうけど、そこは親や大人が教えてあげれば良いし、そこにちょっとしたコミュニケーションも生まれるでしょうから、必ずしも分かり易いことが良いことだとは、私は思っていません。
kishin
2010.04.26 / 22:27
確かにおっしゃる通りですね。
すみません。僕は「カールおじさんの〜」しか見えていませんでしたので
勉強になりました。それとタイトルを付けるというのは難しそうですね。
kimapake
2010.04.27 / 12:31
ちょうど今見終わったところなのでコメントさせていただきます。
ピクサーの鳥は私も好きです。愛嬌がありますが(バグズ・ライフのは別)、鳥らしい動きをちゃんとしているのが好きです。ケヴィンは個性があってリアルなのに、行動でちゃんと気持ちを表していて素晴らしいです。
タイトルは難しいですよね。前述のモンスターズ・インク、バグズ・ライフ。トイ・ストーリーもそのままですもんね。
カーズでいいならアップでいい気もしますね。確かに。
KAM
2010.06.02 / 16:15
KAMさん、コメントありがとうございます。


>行動でちゃんと気持ちを表していて素晴らしい

ですよね。

人間に於いても、実はコミュニケーションのかなりの部分を、言語意外の部分で行なっていると云う事実を、PIXARは非常にハイレベルで理解し、表現方法を真剣に研究している成果でしょうね。

Apple好きとして、Jobsが関わっているアニメーションスタジオだという贔屓目を差し引いたとしても、やはりPIXARの表現力は圧巻だと感じます。
kishin
2010.06.02 / 19:25